オンデマンド動画配信サービスに加入してPCやスマホで動画を楽しんでいる人は多いですよね。
でも、家族や恋人と一緒に映画を観たりするときはテレビに映し出せたほうが楽しめますよね?
「え、でもスマートテレビじゃないし…」という人もいるでしょう。
別にスマートテレビを持っていなくてもオンデマンド動画配信サービスの動画をテレビで観ることはできるんです。
今回は、いくつかある方法の中から「Google Chromecast」を使って、スマホの画面をキャスト(ミラーリング)する方法を紹介します。
ChromecastとChromecast Ultlaの違い
- 大きさ:ほぼ同じ。アダプタはUltraが大きい
- 給電方法:ChromecastはアダプタまたはUSBからOK! Ultraはアダプタからのみ
- 通信方法:Chromecastはwifiのみ、Ultraは有線LANもサポート
- 画質:ChromecastはフルHD、Ultraは4KもOK!
- 値段:Chromecastは4980円、Ultraは9720円
この他、ネット上の口コミを見ると、wifiの速度がUltraの方が速いとか、レスポンスがUltraのが速いというのがありました。
また、対応しているアプリに違いはなく、コイマミ動画で紹介しているオンデマンド動画配信サービスでは「Hulu」「dTV」「Netflix」「U-NEXT」「Video Market」に対応しています。
もちろん「Youtube」などにも対応していますし、まだまだ多数の対応アプリがあります。
ウチのテレビは4K対応じゃないし、アダプタとか場所とるのが嫌で普通の「Chromecast」で良いのではないでしょうか。
今回は通常版の「Chromecast」を使っていきます。
「Chromecast」でスマホからテレビに動画を映す手順
必要なものと「Chromecast」の同封物
必要なもの
- wifi環境
- wifi対応のスマホやタブレット
- HDMI端子付きのテレビやモニタ
「Chromecast」の同封物
- 本体
- 電源アダプタ
- 電源コード(USBケーブル)
- スタートアップガイド
テレビと接続
Chromecastでは、電源を供給する方法が「①アダプタ供給」と「②テレビのUSBから供給」の2通りの方法があります。
アダプタは場所もとるので、多くの人が②の方法と選ぶと思います。
しかし、以降のセットアップ完了までは必ずアダプタを使って給電するようにしてください。
USBからの給電では、初期セットアップ時にデバイスが見つからずにスマホから接続できませんでした。
初期セットアップ
Chromecastのセットアップやその後の操作では「Google Home アプリ」を使用して行います。
- 「セットアップ開始ページ」に移動し、アプリをインストールします。
- Google Home アプリを起動し、右上のアイコンをタップすると、Chromecastを探しはじめます。
- Chromecastが見つかると「セットアップ」をタップし、次の画面では「はい」をタップします。
- Chromecastとの接続が開始され、スマホ/タブレットに表示されている4文字のコードがテレビにも表示されていることを確認して[はい]をタップします。
- Chromecastを識別できるようにします。設置場所を選んで[次へ]をタップします。
- Chromecastを接続させたいwifiを選んで[次へ]をタップします。続けて、wifiへ接続するためのパスワードなどをスマホのデータから自動に接続しても良いか聞かれるので、[次へ]をタップします。
- Chromecastがwifiへの接続を開始します。続けていくつかメッセージがでますが、気にせず[続行]をタップしていきます。
- Chromecastのソフトウェアの更新が完了するまで待ちます。
- Chromecastの初期セットアップは完了です。
※ アプリインストール時には必ず位置情報の権限を与えてください。セットアップが開始されません。
※ 注意事項のとおり、wifiが切れました。同じwifiで続けたい場合は気にせずに[いいえ]をクリックします。
テレビ側の表示も確認します。
(Chromecastを複数台設置したときに、どのデバイスか判断できるよう名前をつけています)
※ 家庭内に複数のwifi電波が存在している場合、スマホとChromecastが違うwifi電波を使用しても問題はありません。(よくわからない場合は同じwifiを選べば大丈夫です)
スマホとChromecastを別のwifi電波に接続させた場合、下のようなメッセージが表示されます。
キャスト(ミラーリング)方法は2種類
ここからは、Chromecastの接続方法を先ほどの図解の②「USBから給電」に変更しても大丈夫です。
セットアップが完了したら、実際にキャスト(ミラーリング)してみます。
キャスト(ミラーリング)には2通りの方法があります。
対応しているアプリからミラーリングする方法と、スマホ全体の画面をミラーリングする方法があります。
対応アプリからミラーリングする
Chromecastに対応しているアプリの画面だけをミラーリングします。
メリットは、とてもきれいにテレビに全画面表示することができます。それに加えてミラーリング中にスマホで違う操作をしてもミラーリングが続けられるので、映画を観ている途中にメールやネットをすることが可能です。
デメリットはChromecastに対応しているアプリしかできないことです。
- Google home アプリを起動し、スクロールしてキャストしたいアプリを探してタップします。
- キャスト(ミラーリング)を停止する場合は、スマホから[キャストを停止]をタップして終了します。
続けて、[再生]をタップするとテレビ画面に動画が再生されます。
YouTubeを例にしてみましたが、同様の方法でHuluやdTVでもテレビに大画面で映し出して視聴することができるようになります。
スマホ全体の画面をミラーリングする
この方法は、アプリの画面をテレビに写し出すというよりも、スマホの画面をそのままテレビに映し出す方法です。
メリットは、Chromecastに対応していないアプリでも画面に表示することができることですが、デメリットとして、テレビに映し出している間は、スマホで他の操作を行うと、その動作もテレビ画面に映し出されてしまうことです。
- Google homeアプリを起動し、左上の「」をタップし、「画面や音声をキャスト」をタップします。
- 注意メッセージが出ますが、そのまま進んで[画面や音声をキャスト]をタップします。
- スマホの画面がテレビ画面に出力されるようになります。
- キャスト(ミラーリング)を終了するには、Google homeアプリに戻って[切断]をタップすることで終了することができます。
この方法では、単にスマホの画面がそのまま出力されているだけなので、スマホの操作などもすべて映し出されてしまいます。
動画配信サービスをテレビで観る方法まとめ
動画配信サービスをテレビで観るためには、「スマートテレビ」や「ゲーム機」、「その他のデバイス」を使って実現できますが、Chromecastを使う方法は、もっとも安く実現できる方法のひとつです。
家族それぞれが、必要なときに自分のスマホからキャストすれば良いだけなのでとても手軽に使うことができます。
テレビだけでなく、HDML端子のあるPCモニターにも映し出すことができるので、とても便利です。
そして、もっとも期待できるのは、これからもっと他のデバイスとの連携機能が追加されてきたときにもChromecastが対応する可能性が高いことが予想されます。